■2014年度 活動記録 

 
 平成26年度 診断士受験対策講習会開催 

日時:平成26年5月13日(火)〜14日(水)
場所:静岡市駿河区馬淵
   静岡県男女共同参画センター「あざれあ」
内容:県内のコンクリート診断士受験予定者に対し、受験
   対策講習会を開催しました。       
   冒頭の名倉会長の挨拶のあと、約30名の受講者に
   対し、昨年の合格者による体験談発表や、当会所属
   の診断士と日本コンクリート診断士会からお招きし
   た2名の講師による講習を2日間にわたり実施しま
   した。

体験談発表:中野 泰介 氏  (株)中村組             挨拶に立つ名倉会長
講師:天野 智雄 氏  コンクリート診断士(静岡)
   木村 克彦 氏  工学博士 技術士     
           コンクリート診断士(東京) 
   峰松 敏和 氏  工学博士 技術士 
           コンクリート診断士(東京) 

TEXT:『コンクリート診断士受験対策講座』(技報堂出版)
   『コンクリート診断士受験のための
           計算問題攻略講座』(技報堂出版)

  ※本講習会はCPDS学習プログラムに登録されています。     受験体験談を語る中野氏
    (登録番号255092 14unit)      
   受講された全員の合格を祈念いたします。  



                                講座風景






     事例写真を使って解説する木村講師           図表を説明する峰松講師


 
 平成26年度静岡県土木技術職員研修に講師派遣

日時:平成26年 5月29日(木) 
場所:静岡市駿河区用宗1-10-1
   静岡県建設技術監理センター 用宗研修室   
内容:平成26年度静岡県土木技術職員研修(静岡県建設技
   術監理センター主催)の一環である「平成26年度 
   主査・副班長級研修」に、当会メンバーから2名を
   を講師として派遣しました。          

    当会は「現場の品質確保〜コンクリートのひび割
   れを防ぐ〜」と言う研修科目を担当し、参加者37名
   の技術系職員に対して             
  ・「コンクリート構造物の劣化と良いコンクリート」
         天野智雄((株)フタバコーケン所属)
  ・「コンクリート構造物の初期欠陥」
         仁科 憲(中村建設(株)所属)
  の2題について講演いたしました。静岡県の研修会に
  は5年連続で講師派遣をさせていただいております。
  静岡県内の土木技術職員のスキル向上の一助となれる
  よう、継続した活動をして行きたいと思っております。




 
 通常総会開催及び技術研修会 

『平成26年度通常総会』 
日時:平成26年 6月27日(金)
場所:静岡県静岡市駿河区池田
   静岡県コンベンションアーツセンターグランシップ
内容:@平成25年度事業報告         
   A平成25年度収支決算報告       
   B役員改選の承認               
   C平成26年度事業計画(案)承認     
   D平成26年度収支予算(案)承認                名倉会長の挨拶
   E新会員の紹介       

 通常総会終了後、グランシップ1001-2会議室にて県内の
 国・県・市等の行政関係者約130名、会員・賛助会員約
 60名の参加者を迎えて技術研修会を開催した。



『コンクリート構造物の診断・補修技術研修会』 
(T)講 演                          静岡コンクリート診断士のメンバー
 1.「小規模な橋梁の維持管理の難しさと今後の展開」
   講師:岐阜大学工学部 教授     国枝 稔 様
 2.「老朽更新時代の保全技術者の役割」        
   講師:復建調査設計葛Z師長 広島大非常勤講師  
                     鈴木 智郎 様
 3.「無人ヘリによるコンクリート構造物の点検事例」 
   講師:ルーチェ・サーチ椛纒\取締役 渡辺 豊 様
(U)会員事例発表                  
 1.「PCグラウト充てん不足部補修 リパッシブ工法」
      五光建設(株)        落合 康人 氏
 2.「超高強度繊維補強コンクリート(UFC)の現場利用」       国枝 稔様のご講演風景
      (株)中村組         小泉 雅弘 氏



  いま話題のUAV(無人飛行体)を利用した構造物の点検
  調査、画像解析技術の紹介等が講演され、多くの方に
  聴講していただきました。
  資料の文字が小さいとか、会場が手狭であったり、至
  ぬ点が多々ありましたことをお詫びいたします。

                                 鈴木 智郎様のご講演風景
     渡辺 豊様のご講演風景                   今話題のUAVによる点検調査
     五光建設(株)落合氏の事例発表              (株)中村組小泉氏の事例発表


 
平成26年度土木工事技術発表会(清水建設業協会,土木施工管理技士会清水地区)に講師派遣

日時:平成26年 7月10日(木) 
主催:(一社)清水建設業協会          
   (一社)静岡県土木施工管理技士会清水地区 
場所:清水ナショナルトレーニングセンター
内容:平成26年度土木工事技術発表会(清水建設業協会、
   静岡県土木施工管理技士会清水地区主催)に、当会
   メンバーから2名を講師として派遣しました。

   第1部は清水地区の5名の技術者による施工事例の
   発表がなされました。第2部において、榊原副会長
   から静岡コンクリート診断士会の紹介の後、「コン
   クリートの変状と良いコンクリートと言うテーマに
   て講演を行いました。      

講師:「静岡コンクリート診断士会の紹介」
         榊原 勤(五光建設(株)所属)
   「コンクリートの変状」
         天野智雄((株)フタバコーケン所属)
   「コンクリート構造物の初期欠陥」
         仁科 憲(中村建設(株)所属)


清水建設業協会様、静岡県土木施工管理技士会清水地区様、
当会を講師としてご指名いただき、誠にありがとうございま
した。清水地区の土木工事担当者の、継続研鑚の一助になれ
たなら幸いです。当地区の多くの方々と、共に活動できるこ
とを期待しております。







 
 平成26年度 東京長野診断士会合同現場見学会に参加

日時:平成26年 9月23日(火)
場所:山梨県リニア見学センター、中央道茅野高架橋
参加:当会メンバー有志8名
内容:東京コンクリート診断士会と長野県コンクリート診断
   士会の合同見学会が山梨県〜長野県内にて実施される
   のをうけ、当会からも有志8名がその一部行程に同行
   いたしました。                 
   山梨県リニア見学センターにてリニア試運転の見学と
   中央道茅野高架橋にて塩害(融雪剤)を見学しました。

                               リニア見学センターにて記念撮影

   
時速500km/hで走行するリニア        茅野高架橋


 
 平成26年度 第2回技術研修会

日時:平成26年10月10日 13:00〜17:00
場所:静岡市駿河区馬淵
   静岡県男女共同参画センター「あざれあ」
内容:「静岡コンクリート診断士会2014年秋の研修会」
   コンクリート構造物の維持管理に関する最新情報の
   取得、また会員の技術力の向上を目的に正会員、賛
   助会員を対象とした研修会を実施しました。

   最初に当会メンバーから事例発表として、コンクリ
   ート構造物の初期欠陥対策、剥離事例、耐震補強の
   3例が報告されました。             
   後半は、メーカー2社からコンクリート表面改質剤
   と点検器具の商品の紹介がされました。(参加36名)


 【事例発表】                    
  1.「マスコンクリートの初期欠陥対策について」
      (株)中村組   冨士見 飛鳥氏     
  2.「堤防増厚コンクリート表面剥離発生事例」  
      静和工業(株)  望月 元一 氏     
  3.「水門耐震補強におけるAT−P工法について」
      五光建設(株)  和田 直之 氏     

 【商品紹介】           
  1.省力施工型コンクリート改質剤「リアル・メンテ」
      丸和バイオケミカル(株) 小島 信一 様  
  2.「コンクリート構造物のひび割れを検知するセンサ」
      倉敷紡績(株)      平石 陽一 様





  
    丸和バイオケミカル(株) 小島様           倉敷紡績(株) 平井様


 
 平成26年度静岡県斜面対策研修に講師派遣

日時:平成26年10月23日(木) 
場所:静岡市駿河区用宗1-10-1
   静岡県建設技術監理センター 用宗研修室   
内容:平成26年度静岡県土木技術職員研修計画(静岡県建
   設技術監理センター主催)の一環である「平成26年
   土 斜面対策研修」に、当会メンバーから1名を講
   師として派遣しました。          

    当会は「コンクリート擁壁工の維持管理」という
   研修科目を担当し、参加約40名の技術系職員に対し
   「擁壁の設計と施工および維持管理」      
       派遣講師 仁科 憲(中村建設(株)所属)
   について講演いたしました。静岡県の研修会におい
   て斜面対策研修は新規テーマであり、土砂災害が多
   発している昨今においてはタイムリーな話題と感じ
   ました。
   コンクリート診断士目線から斜面擁壁の維持管理に
   ついて講演したつもりですが、開催者が要求されて
   いる内容と合致していたかが今後の検討課題です。
   静岡県内の土木技術職員のスキル向上の一助となれ
   ば幸甚です。                 




 
 平成26年度 実地研修(コンクリート表面含浸剤の効果検証)

日時:平成26年10月23日(木) 
場所:静岡市駿河区用宗1-10-1
   静岡県建設技術監理センター 駐車場内 既存橋脚
内容:平成26年度の実地研修の一環として、表面含浸剤の
   効果検証を実施しました。表面含浸材は最近多用さ
   れるようになりましたが会員にはまだ馴染みが薄く、
   実際に施工した場合に表面の状態や物理特性にどの
   ような変化が発生するか試験施工を実施しました。
    ※試験詳細は「試験施工計画書」参照     
   会員や県の技術職員等約20名が参加し、熱心に質問
   や、表面の感触の違い等を確認していました。  

   試験協力していただいた丸和バイオケミカル(株)の
   小島様、橋脚の使用を許可して頂いた静岡市道路部
   の関係者の皆様、試験場所を提供して頂いた静岡県
   建設技術監理センターの皆様、ありがとうございま
   ました。                   
   試験結果につきましては後日改めて発表の場を持ち
   たいと考えております。            

















 
 日本コンクリート診断士会(JCD) 第2回業務体験発表会に参加

日時:平成26年11月28日 13:00〜17:00
場所:東京都千代田区麹町 1-7 相互半蔵門ビル
   日本コンクリート工学会 11 階会議室      
内容:全国のJCD会員の診断に係る体験業務を知るための
   交流の場を持ち,点検診断・補修補強技術の向上を
   図ることを目的として、本年2月の第1回に続き第2
   回業務体験発表会が開催されました。      
    冒頭の林JCD会長の挨拶の後、全国各地区から申込
   みのあった10名の会員が業務体験を発表しました。
   静岡コンクリート診断士会からは望月元一氏(静和
   工業(株))が発表いたしました。        

 【当会会員の発表内容】                    開会挨拶をされる林JCD会長
  「堤防増厚コン表面剥離発生事例」
    静和工業(株)  望月 元一氏 

  業務体験発表会の詳細についてはこちらを参照
    日本コンクリート診断士会ホームページ

  堤防増厚コン表面剥離発生事例について発表する望月氏      発表会場の風景



 
 平成26年度 名古屋大学 ニューブリッジ施設 見学会

日時:平成26年12月 4日(木)
場所:愛知県名古屋市千種区不老町
   名古屋大学、NEXCO中日本、中日本HW-E名古屋
   橋梁長寿命化推進室 ニュー・ブリッジ施設
参加:静岡コンクリート診断士会 有志11名
内容:名古屋大学橋梁長寿命化推進室は、さまざまな劣化・
   損傷が生じ撤去された橋梁の部材を全国から集めた
   施設「N2U-BRIDGE(ニュー・ブリッジ)」を活用し、
   臨床型の橋梁の維持管理技術者の養成プログラムに
   基づく研修を開催しています。
   その施設にオーダーメイド研修という形でお伺いし
   てきました。参考書でしか見たことがないような変      ニュー・ブリッジの全景
   状や劣化の実物が見れ、また打音検査や鉄筋探査、
   強度測定等の実地を体験することができました。     

【施設内の展示や実地研修の様子】
  鋼橋の金属疲労ひび割れ      国道1号矢作橋の腐食桁     有名な余部橋梁から切り出した部材
 

  ASRによるゲルの滲出      ASRによるひび割れ        かぶり不足によ腐食した鉄筋
 

  コールドジョイント        打音検査の実地           鉄筋探査の実地
 

等々いろいろな劣化損傷部材を間近に見学することができ、
また実際触れることもできました。
 コンクリート診断士は、コンクリートの変状に関しては知
識、経験は豊富ですが、鋼橋の劣化に関しては接する機会が
少ないため皆興味津々の様子でした。

 名古屋大学の関係者の皆様、研修の講師をしていただいた
中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋の関係者の皆様
ありがとうございました。
 寒い中研修に参加した皆様、お疲れ様でした。




 
 東京コンクリート診断士会設立10年記念技術セミナーに参加

日時:平成27年1月27日(火) 
場所:東京工業大学田町イノベーションセンター
   静岡県建設技術監理センター 用宗研修室   
内容:東京コンクリート診断士会設立10周年記念の一環と
   して、記念セミナーが開催されました。     
   国土交通省の中原参事官が講演されると聞いて、社会
   資本の維持管理のあり方と資格者活用についてお話が
   聞けるかと期待して、全国各地からコンクリート診断
   士が集まりました。              
   (1)開会挨拶                 
      東京コンクリート診断士会 会長 小野 定
   (2)今後の社会資本整備のあり方について-老朽化対策
      国土交通省総合政策局         
        参事官(社会資本整備担当) 中原 淳

   (3)パネルディスカッション          
     インフラドックにおける診断士の活用(仮題)
   【コーディネーター】             
     日本コンクリート診断士会  会長 林 静雄
   【パネラー】                 
     JCIインフラドック委員会         
        ・大津政康委員長(熊本大教授)   
        ・岡本享久幹事 (立命館大教授)   
        ・横沢和夫(持続可能な社会基盤研究会)
     東京コンクリート診断士会        
        ・小野 定会長          
        ・田沢雄二郎副会長        
        ・峰松敏和事務局長      
          (インフラドック委員会委員)

   出席者からコンクリート診断士の資格が、社会資本
   の維持管理に有効的に用いられるように関係者は努
   力すべきという意見が多くよせられました。