『静岡コンクリート診断士会2017年見学会』の開催 |
日時:平成29年12月8日(金)10:00〜16:00
場所:・(一社)施工技術総合研究所 (静岡県富士市)
・新東名 沼津工区(仁杉高架橋、中島高架橋)
内容:今回の見学会は、まず富士市の施工技術総合研究所で大型疲労試験装置やウォータージェットによる
はつり処理性能試験、劣化した橋梁の試験体などを見学しました。
研究対象である劣化した橋梁部材 ウォータージェット性能試験の様子
午後は中日本高速道路沼津工事事務所様が静岡県から神奈川県にかけて建設されている新東名高速道路の
うち、仁杉高架橋PC上部工工事(鹿島建設(株)様)と中島高架橋工事((株)大林組様)を見学しました。
仁杉高架橋の下部工は当会賛助会員の五光建設(株)が施工したものでした。参加者は最新のPC上部工の
施工方法の見学とともに、下部工の出来映えの評価をしている者もいました。
仁杉高架橋上部工工事 最新のPC床板を見学 ついでに下部工のコンクリートもチェック
中島高架橋は上下部工一体工事で、ご厚意により橋脚高45mのEP4橋脚の天端に上がらせていただきま
した。コンクリート構造物のひび割れ対策についての質問に対し「考え得る、フルスペックで行ってい
る!」との担当者の返答には、最先端の知見を用いて日本のインフラを建設しているという矜持が感じ
られました。
中島高架橋工事 鋼管複合構造の説明を聞く 仮設足場の天端で記念撮影
協力していただいた関係者の皆様、ありがとうございました。(会員及び関係者の参加13名)
日時:平成29年12月 5日(火) 16:10〜17:00
場所:静岡市駿河区用宗1-10-1
静岡県建設技術監理センター 用宗研修室
内容:平成29年度静岡県土木技術職員研修計画(静岡県建設技術監理センター主催)の一環である「平成29年
度 斜面対策研修」に、当会メンバーから1名を講師として派遣しました。
当会は「コンクリート構造物の維持管理」という研修科目を担当し、約40名の静岡県及び市町の技術
系職員に対し「擁壁の設計と施工および維持管理」について講演いたしました。
今年も、下田土木事務所と河津町役場においてサテライト研修が実施されたそうです。
派遣講師 仁科 憲(中村建設(株)所属) 会場の様子。多くの方が聴講されていました
日時:平成29年11月1日 13:30〜16:45
場所:静岡市駿河区馬淵
静岡県男女共同参画センター「あざれあ」
内容:「静岡コンクリート診断士会2017年秋の研修会」
静岡コンクリート診断士会では社会インフラの維持管
理に関する技術進歩が著しいため、会員の技術力の向
上を目的に下記のような研修会を行いました。
今回の「秋の研修会」は会員の事例発表を3題と、芝
浦工業大学教授伊代田岳史様による講演をしていただ
きました。
開会挨拶をする新井副会長
【事例発表】
1.「内牧橋における循環式ハイブリッド
ブラストシステム工法について」
五光建設(株)土木事業部 鈴木 嘉明 氏
2.「鉄筋腐食抑制タイプの表面含浸材とその活用事例発表」
ポゾリスソリューションズ(株) 田所 佑輔 氏
3.「UBEリニューアル商品を用いた海岸構造物の補修事例」
宇部興産(株)リニューアルグループ 橋村 雅之氏
【講演】
「コンクリート劣化診断で活躍する分析機器
〜どんなところで役立つ?〜」 五光建設(株) 鈴木 嘉明 氏
講師 : 芝浦工業大学 土木工学科
マテリアルデザイン研究室教授 伊代田 岳史 様
伊代田教授の講演は、知識としては知っていても実際に
は接する機会の少ない分析機器について、ユーモアを
交え大変分かりやすく解説していただきました。
XRD,SEM-EDX,EPMA等の分析機器が芝浦工業大学に
備えてあるということで、機会がありましたら是非見
学させていただきたいと思いました。
表面含浸材の活用について発表する田所氏
新進気鋭の学者 芝浦工業大学の伊代田岳史教授 海岸構造物の補修事例を発表する橋村氏
伊代田様は本県とも非常に所縁の深い研究者で、
当会でのご講演も2015年春に次いで2回目です。
平成29年度静岡県土木技術スキルアップ研修に講師派遣 |
日時:平成29年 8月29日(火) 13:00〜13:40
場所:静岡市駿河区用宗1-10-1
静岡県建設技術監理センター 用宗研修室
内容:平成29年度土木技術スキルアップ研修(静岡県建設
技術監理センター主催)に、当会メンバーから1名
を講師として派遣しました。
この研修は土木技術職員としてあるべき姿を認識し、
社会から要請される公務員技術者のあるべき姿に対
する知識の習得を目的に今年から開催された研修で
す。
当会は「コンクリート診断士の役割」という演題
を担当し、数十名の静岡県の土木技術系職員に対し
会役員の榊原勤副会長が資格の設立した背景や役割、 派遣講師 榊原副会長(五光建設(株)所属)
また、当会のこれまでの活動について講演しました。
また当会に所属している静岡県職員の鈴木健泰氏
が「私のスキルアップ(経験談)」というタイトル
で公務員技術者という立場からお話をされました。
ご自身の経験談をお話しされる鈴木氏
平成29年度 静岡県交通基盤部建設支援局技術管理課、工事検査課
との技術研修会に講師派遣 |
日時:平成29年 8月25日(金)
場所:静岡市葵区鷹匠三丁目
もくせい会館 1階 富士ホール
内容:静岡県土木施工管理技士会は8月25日、静岡市内で
静岡県交通基盤部建設支援局と技術研修会を開催し
ました。当会はその研修会の最後にコンクリート構
造物の劣化と良いコンクリートについて講演する機
会をいただき、会役員の天野幹事が説明しました。
・「コンクリート構造物の劣化と良いコンクリート」 (株)フタバコーケン 天野氏
天野智雄((株)フタバコーケン所属)
この技術研修会にお招き頂くのは初めてのことで、
講演内容の選定に悩みましたが、主催者の要求に適
合していたか検証していきたいと思っています。
『平成29年度通常総会』
日時:平成29年 6月23日(金)
場所:静岡県静岡市駿河区池田
静岡県コンベンションアーツセンターグランシップ
内容:@平成28年度事業報告
A平成28年度収支決算報告
B平成29年度事業計画(案)承認
C平成29年度収支予算(案)承認
D新会員の紹介
通常総会終了後、グランシップ1001-2会議室にて県内
の国・県・市等の行政関係者約70名、会員・賛助会員 総会で挨拶に立つ新井SCD副会長
約60名の参加者を迎えて技術研修会を開催した。
『コンクリート構造物の診断・補修技術研修会』
(1)事例発表
1.「経年劣化したPC橋の調査・診断と健全度評価の一手法」
発表者:一般社団法人 施工技術総合研究所
研究第二部 設楽 和久 氏
(2)講 演
1.「3次元データの活用について」
講師:(株)アサノ大成基礎エンジニアリング
部 長 吉田 三郎 様
事例発表する施工総研の設楽氏
2.「山口県発コンクリート構造物のひび割れ抑制・品質確保と
過酷環境下での耐久性確保の実践」
−マネイジメントと人財育成−
講師:横浜国立大学 大学院 環境情報研究院
准教授 細田 暁 様
吉田様には建設業の喫緊の課題であるi-Cnstructionに
関連する3次元データの活用方法について、また細田先生
には、今メディアで話題の山口県のひび割れ抑制システ
ムの紹介と表層目視評価法の説明をしていただきました。
いずれも最新の取組を判り易く解説していただきました。
発表、ご講演していただきました皆様、誠にありがとう
ございました。 3次元データについて説明する吉田様
注目の山口県システムについて解説する細田様
日時:平成29年 6月22日(木)
場所:静岡市駿河区用宗1-10-1
静岡県建設技術監理センター 用宗研修室
内容:平成29年度静岡県土木技術職員研修(静岡県建設技
術監理センター主催)の一環である「平成29年度
主査・副班長級研修」に、当会メンバーから2名を
を講師として派遣しました。
当会は「現場の品質確保〜コンクリートのひび割
れを防ぐ〜」と言う研修科目を担当し、参加者25名
の県及び県内市町の技術系職員に対して
・「コンクリート構造物の劣化と良いコンクリート」 (株)フタバコーケン 天野氏
天野智雄((株)フタバコーケン所属)
・「コンクリート構造物の初期欠陥と
良いコンクリートを作る」
仁科 憲(中村建設(株)所属)
の2題について講演いたしました。静岡県の研修会に
は5年連続で講師派遣をさせていただいております。
中村建設(株) 仁科氏
日時:平成29年5月16日(火)〜17日(水)
場所:静岡市駿河区馬淵
静岡県男女共同参画センター「あざれあ」
内容:県内のコンクリート診断士受験予定者に対し、受験
対策の講習会を開催しました。
冒頭の天野幹事の挨拶のあと、約30名の受講者に
対し、昨年の合格者による体験談発表や、当会所属
の診断士と日本コンクリート診断士会からお招きし
た2名の講師による講習を2日間にわたり実施しま
した。
体験談発表:村田 富彦 氏 前田工繊(株)名古屋支店長 受験体験談を語る村田氏
講師:天野 智雄 氏 コンクリート診断士(静岡)
木村 克彦 氏 工学博士 技術士
コンクリート診断士(東京)
峰松 敏和 氏 工学博士 技術士
コンクリート診断士(東京)
TEXT:『コンクリート診断士受験対策講座』(技報堂出版)
『コンクリート診断士受験のための
計算問題攻略講座』(技報堂出版)
※本講習会はCPDS学習プログラムに登録されています。 調査手法を説明する木村講師
(登録番号413133 14unit)
受講された全員の合格を祈念いたします。
劣化のメカニズムを解説する峰松講師
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